ゴーシュの故郷を訪ねて花巻の宮沢賢治記念館に行った事がありました。

そこには賢治が実際使っていたチェロがショーケースの中に展示されていました。
それを見た時、今更ながら童話“セロ弾きのゴーシュ”と人間、宮沢賢治が現実にミックスされて、
なおかつチェリストでありゴーシュ弦楽器を営んでいる自分がその空間で混ざり合って涙が溢れ出た記憶が有ります。

このタイトルは宮沢賢治の“セロ弾きのゴーシュ”の中でゴーシュが住んでいた水車小屋を表現した最初のほうの文章の一部です。

ゴーシュはこの水車小屋で一人でセロを弾いていました。
きっとセロを最初から一人で弾くって大変な事だろうと想像していましたら、結構そういう方が多いのではないかなと思い始めました。
チェロの弾き方以前にチェロの扱い方、管理、調弦、弓の事、何もかも誰かに教わらなくては分からない事ばかりです。

これから始めるこのコラムは『そんな事知ってるよ!』と言う事も含めて、とても細かい所まで僕が気が付いている事、経験した事など書いてみようと思います。

例によって気まぐれな更新ですが、皆様のお役に少しでも立てたらと願っています。

Yoshihiro Yamazaki
2013.1.25

ゴーシュ弦楽器(チェロの話) 弦楽器の販売・修理。東京・恵比寿