今年の3月まで読売日本交響楽団のソロヴィオラを務めていた生沼晴嗣(おいぬませいじ)です。

40年来の友人である山崎氏の勧めで、ブログに入らせて頂きます。

山崎氏とは42年前に私が日本フィルに入団した時に出会いました。一緒に演奏旅行に行ったり、飲んだり、賭け事をしたり、公私共に楽しいオケ人生を送っていましたが、例の日フィル、新日フィルの分裂の問題で、山崎氏は新日フィル、私は旧日フィルに残ることになり、袂を分かつ事になってしまいました。


それから私は2年足らずで日フィルを辞めフリーになり、元々興味のあった室内楽の方に進み、古典音楽室内合奏団、東京ゾリステン室内合奏団を経て、1976年より巌本真理弦楽四重奏団に入って、数々の四重奏曲を演奏してたくさんの修羅場を踏み、巌本氏亡き後、色々な室内楽、又、スタジオミュージシャンとして生計を立てて来て、その後、新星日本交響楽団(現 東フィル)の客演首席を経て、1992年に読売日本交響楽団のソロヴィオラ奏者になりました。

それから20年あっと言う間に過ぎました。
ものすごく緊張した本番は数えきれません。
でも、上手く出来た本番の後の美味しかったビールの数も数えきれません。

そんな中で山崎氏と再び出会う機会がありました。
その機会を与えてくれたのが今の彼女です。そして今日に至りました。

今までヴィオラの生徒は全くとらず、室内楽のレッスンだけしてきましたが(これがすごく楽しい!うけも良い!)、3年前から日芸、今年から武蔵野を教える事になり、今まで自分がもっと若い時にこういうアドバイスをもらえてたらなーと思っていた時、山崎氏に「お前も教えろよ!」と言われて、無駄な努力をせずに上手くなるアドバイスが出来れば良いなと思っています。

芸事とは、なかなか上手くならないけれど、間違った努力は全く無駄だと思っている今日この頃です。


Seiji Oinuma
2012.6.30