ここで、≪コラム3・なぜ浅く持つか≫に戻ります。
弓を浅く持つ事によって出来た、手のひらの大きな空間を最大に利用します。
≪コラム13・ボーイングのメカニズムD≫ ≪コラム14・重さを感じる練習≫で学んだ腕の重さを≪コラム3・写真4≫の様に指の付け根のラインが重さをしなやかに受け止めます。

重さがたくさんかかれば、ffですから指の付け根のラインはたくさん沈み、重さが軽ければppですから指の付け根のラインは少ししか沈まない感覚を作ります。それが、縦方向の変化です。
実際にボーイングをしてみましょう。弓を持って、空中から弦の上に弓をしっかり乗せていって指の付け根を変化させます。はっきり目に見えるように、縦方向に変化させてください。まだ、動かさないで下さい。

これから、今度は横方向の変化です。≪コラム11・写真20≫≪コラム11・写真21≫です。
指の付け根のオレンジのラインと弓との角度を変えず、横方向に動かします。重さはしっかり乗っていて、なおかつ指の付け根のラインはニュートラル状態ですから、少し位左右にゆすって動かしても、腕は動きますが弓は動きません。これ以上横方向に動かしたら弓が動いて、音が出てしまうなという寸前の所でやめ、重さをかけたまま、腕を左右にボーイングの運動をします。

これがボーイングの基礎の基、音が出ないボーイング≠ナす。音は出ないのですが、腕の重さはしっっかり弦に乗り、腕を左右に動かすと指の付け根のラインは横方向に動くというボーイングです。
これが出来たら、指の付け根の感覚は免許皆伝です。是非この感覚を身につけてください。



Yoshihiro Yamazaki
2002.8.1.