クリスマスが過ぎてしまって、ちょっと心苦しいのですが、この1年間このコラムを見続けて下さった人達にささやかなプレゼントをさせてください。それはビブラートです。

 どんなに右手も左手もちゃんと弾いていても、最後の最後にビブラートがきれいでないと、チェロの魅力が台無しになってしまいます。ビブラートをかける・・・とイメージすると、ほとんどの人が、手の甲をローリングするような、こねるようなイメージをすると思うのですが、そういう動きは小さい筋肉を使うだけで何時間も続きませんし、魅力的な音にはなりません。
魅力的なビブラートをするには、どんな練習をしたら良いのかが、プレゼントです。

           


≪写真 32≫の様に指を全部弦上において(親指もネックの所を触っている)、上下させてください。
その時、ひじは止めておいてください。ひじから先の部分を指先が4本とも弦に触れたまま、スライドしてください。
リズムは規則正しく、1秒間に2〜3回位、20cm位は動かしたいです。練習が終わってチェロをケースにしまう前に、5分間この練習をしてください。

なぜ、今このプレゼントをするかと言うと、この運動はなかば無意識に出来るまで振り込まないと、いいビブラートが出来ないのです。それには時間が必要なのです。ですから、今から始めて1日5分、桜が咲く頃にコラムを書きます。その時はあっという間に、素晴らしい最高のビブラートが1分間で出来ると思います。
それまで寒い冬をビブラート運動をしながら桜が咲くのを楽しみに頑張ってください。

 今年一年、ご愛読ありがとうございました。
よいお年を・・・

Yoshihiro Yamazaki
2002.12.27.