先月に続いて、スタッカートの話です。

先月の最後にスタッカートは蛙が跳んでいるような動き≠ニ書きましたが、もう少し詳しく書きます。
先月の≪図 1≫の動きですがは、DOWN BOWの動きですが、連続してUP BOWの動きを加えると、DOWNとUPは≪図 4≫の動きになります。

      
繰り返し言いますが、この止まっている時が最下点だという事を、体に覚えさせてください。
実際に色々な所でこの事が役に立ちます。

そして、このスタッカートがDOWNやUPで一方向に連続して行うのをスラースタッカート≠るいは、ワンボースタッカート≠ニ言います。
もちろん、奏法はスタッカートと同じで、それが一方向に連続して弾くだけです。
動きを図にすると≪図 5≫のようになります。


この動きから蛙が跳んでいるような動き≠ニ表現したわけです。今はやらないそうですが、うさぎ跳び(ずいぶんやらされました) 、この動きにも似ていますね。

そして≪図 6≫が、この奏法のかくし味です。



横の線、すなわち弦に弓が接触した所より下の部分(黄色)の動きがスラースタッカート≠スムースにする動きです。
停止した時が、一番低く弦を噛んでいて、そこから斜め上方に飛び上がる、その連続した動きを一方向にスムースにするかくし味が≪図 6≫の線(弦)より下の動き(黄色)なのです。
試してみてください。
    


Yoshihiro Yamazaki
2003.7.1.