僕が書いている弓の持ち方は、手の甲が左に45°位を向いているのですが、理由は2つあって、1つは弓のターンがしやすいようにと、もう1つはこのスピッカートの為なのです。
≪写真 4≫とか≪写真 5≫の様に、手の甲が左を向いていればそのまま、スピッカートが出来ます。
左45°位に向いた手を、手首が向いている方向に、おいでおいでをするように、早く振ればいいのです。
青い線の間をはみ出さないように、黄色い矢印の方向にリラックスして早く振って下さい。≪写真 37≫

         


その時、小指は離してください。スピッカートに小指は必要ありません。
スタートは弓を弦の上に置くところから始めます。空中からぶつけてスタートしないで下さい。

次にくすり指を意識してください。([コラム6・くすり指は弓の面を決めます。]を参照)
弓の面がぐらぐらしていると、安定して飛びません。くすり指で弓の面を意識しましょう。弓の面がぐらぐらしている初心者はとても多いです。かといって、強く持つわけではありません。指と弓の接触点がずれなければ、いいのです。

そして、スピッカートは弓の中央より少し先の部分にで行います。
弓のバランスによって多少違いますが、だいたい弓の中央より少し先に、ポイントがある場合が多いです。
その長さ2.3cmのポイント以外では、どんなに正しいスピッカートの運動をしても絶対に飛びません。
分からなかったら、スピッカートの運動をしながら少しずつ弓を移動してみてください。飛ぶポイントにきたら、突然飛び始めます。その場所を覚えてください。
また、その場所はスピッカートの早さによっても少し移動します。
遅めのスピッカートはより手元に近い所がポイントになります。

振り方ですが、最初はエンピツとか棒とかを持って、練習してください。
エンピツの先が安定して45°位に残像を残しますか?
その時、手首だけを振ってはいけません。エンピツの事は忘れて、腕全体で振って下さい。
これが最大のコツです。腕全体で振ると、意識しなくても末端の手首は勝手にぶるぶる動きますよね。
時々、指なんかをぶつけた時、痛くて思わず腕全体をぶるぶる振りますよね。あんな感じです。
スピッカートは動きとしては単純なのですが、感じが説明しにくいです。
来月、もう少しスピッカートについて書きます。
Yoshihiro Yamazaki
2003.9.4.