去年の2月に『ポジション移動D』を書いて以来、1年が経ってしまいました。
最初このコラムを書き始めた理由は、あまりにも多くのチェリストが右手に関する事をおろそかにしているというか、プロのチェリストでも何も考えないでボーイングしているなぁと日頃から思っていたので、僕が経験し、苦労した事を書き残して皆様のお役に立てればとの思いからでした。

右手に関してのコラムは自分がプロになってから学習した事なので、それまでたまっていた思いを一気に書くことが出来ました。
しかし、それだけでは中途半端な気がして左手の事も書き始めたのですが、一抹の不安が当たってしまいました。
それというのも、右手に関しては苦労した事を書けばよかったのですが、左手に関しては普段している事を分析し、
解説しなければならなくて、ポジション移動も何か素晴らしい公式みたいなものが発見されないかずっと自問自答していました。

将棋とか囲碁の世界で『下手の考え休むに似たり』ということわざがあるようですが、まさに僕にとってこの1年はそうだったのかもしれません。
この次の『ポジション移動E』からも、自分の中ではすっきりしていないのですが、ボツボツまた書き始めようかと思っています。
よろしくお願いいたします。

Yoshihiro Yamazaki
2007.1.30.