はや2月も半ば、年々月日が経つのが早くて…
さて、ポジション移動、最後です。

1の指だけのスケール≪図 7≫、1の指による第7ポジションまでのあらゆる移動≪図 8≫、に続いて総仕上げです。
譜面は4/4になっていますが、便宜上に書いただけでテンポで弾く必要はまったくありません。
ゆっくり、しっかり形を作る事に主眼を置いてください。

まず【A】の部分は、今まで勉強した1の指のポジション移動です。


【B】の部分で、このポジションの形を確認してください。

この場合、拡張の形ですから、しっかり大きさと形を1、2、4、2と確認して下さい。
それから、押えた指は次に離す時がくるまで、弦の上に置いたままにしてください。
決してピアノのように、すぐ離さないで下さい。

それから【C】です。
【C】は1の指の下りの移動です。
やっぱり、ひじを意識した移動を行なってください。

そして、いよいよ【D】です。

このコラムの1番大切な部分です。
今まで勉強してきた集大成です。
1の指のHから、ひじを意識して4指でEをとりますが、その時全て同時に 1=C、2=D、3=Dis、4=Eと拡張の形をとって下さい。
形と大きさは、さっき確認したばかりですから、その再現です。
その再現を同時に行なうのが大切で、実際にチェロを弾く時に、左手はいつもこの積み重ねです。
4の指を押えた時に、低い位置にある1、2、3の指は各自の指の位置で押えられてスタンバイ しているというのが重要です。
2小節以降は同じ要領で弾いてください。
4、5、6小節目は、1、2、3という指使いですが、2、3と押えた時に1の指が動かないように 注意して下さい。
レッスンをしていても、この時1の指が動いてしまう生徒さんはとても多いです。
最後の小節はおまけです。 は親指の事で、親指がAに出てきます。
ハイポジションの入口です。
親指が出る事にも、ちょっと挑戦してください。



Yoshihiro Yamazaki
2006.2.21.