この移動は指が逆にクロスするのでクロースる・・・なんちゃって。(スイマセン)

3つのポジション移動の中では、しっかりした考え方と技術が必要です。
例として(図 10)の楽譜をとりあげて解説してみます。

     

音としてはシ、ド、レ、ミ、ファ、ソ、ファ、ミ、レ、ド、シのスケールで指使いは124、12421、421とします。
つまり、1stポジションから4thポジションの往復移動です。
シ→1、ド→2でレ→4となり、4thポジションに移動しようとする時、ポジション移動の原則@のとおり、ひじが「移動しようよ!」とすぐに動き始めます。
するといままでの仕事を終えた1、2、3、の指達も「そうだ!そうだ!早く4thポジションに行こう!」と、まだ4の指がレを押さえて仕事中なのに集まってきます。≪写真 56≫



せっかちですね。この時の注意は集まった若い指達は弦を離れない、という事です。
若い指番号(この場合は1の指)は、次の瞬間すべての大きい指番号を押しのけて、4thポジションのミの位置に行かなければならないのであせっているのです。

このせっかちな動きがこのポジション移動のキーワードです。
ポジション移動の原則Bのとおり、1は無事4thポジション移動しました。
もちろんこの時のイメージは葉っぱの先にたまったきれいな雫がポタッと落ちるイメージです。
4thポジションに移動してからはファ→2、ソ→4、ファ→2、ミ→1となり、いよいよ4thポジションから1stポジションです。

いよいよ、行きはよいよい帰りはこわいが待っています。


Yoshihiro Yamazaki
2007.12.15.