10. ボーイングのメカニズム ③

今月はボーイングの中心になる、骨太の部分をもう一度おさらいします。
弓の持ち方はコラム【03. なぜ浅く持つか】の《 写真4 》のように浅く持ち弓と指の付け根のラインは平行にならないように小指の付け根は弓から遠く人差指の付け根は弓に近く持ちます。すると、自然に手の甲は左側へ45度位を向くことになります。

ボーイングで、絶対にこれだけは譲れない、No.1は弦に対して弓は直角に弾き続けなければならないという事です。

《 写真 18 》からスタートして、《 写真 19 》までの間、弓はいつも弦に対して直角にあたっています。そして、持っている弓に対していつも同じ関係であり続けるのが、黄色の台形の部分です。生徒を教えている時、「手首は、いつも動かしているように。」と口にしますが、むしろ弓と黄色の台形の部分が関係を変えないので、手首が動かされているのかもしれません。

特にオレンジ色のラインと弓との関係を変えない事は、非常に重要です。もちろん、前回のコラムで書いたように、弓先で手首を落とさない様にです。繰り返し書いていますが、ボーイングの骨太の動きはこれだけです。実に単純な動きなのです。

しかし、「弓のターンはどうするの?」という声が聞こえてきそうです。

来月は弓のターンについて書きます。この部分は多分、こういう文章にして表現するのは初めてではないかと思います。楽しみにしていてください。

Yoshihiro Yamazaki
2002.3.1