左手のひじが低いと、さらにさらに、重要な問題が発生してきます。

 ここで、皆様に質問します。
例えば、A線の第一ポジションを弾く時の、左手の形についてですが、≪写真 43≫のような形で弾いたり、≪写真 44≫のような形で弾いたりしますか?
つまり、左手の手首をちょっとひねった形で弾いたり、ひねるのをやめて真横から左手の形を作って、A線を弾いたり、いろいろその時によって左手の形を変えてますか?



おそらく、ほとんどの皆様がそんなバカな・・・と思い、『NO』と答えていると思います。
ところが、現実を見ると驚くべき事実が解ってきます。

左手が弦を押える時、ほとんどの人が、真横からちょっと手首をひねった形で押えていると思います。
このちょっとひねった形について、いずれどうしてそうなのか書きます。

ひじを低くして、ちょっとひねった手首の形でA線を押えます。
なんとか (本当は前月のコラムでも書きましたが問題あり) 押えられます。
さて、ここからです。
ひじの位置をそのままにして、D線を押えてください。たぶん押えられます。
G線もたぶん押えられますが、C線を押える位になりますと、手首が≪写真 45≫のようになるはずです。
手首をつき出して、曲げた形にしないと、C線には届きません。
もし、ひねった同じ形でC線まで行くと、親指がネックの裏から外れてしまいます。
つまり、手首を出したという事は、ひねりが無いという事です。

                 


同じ第一ポジションでありながら、A線はちょっとひねった形で押えていて、C線になったらひねらずに真横から押えた事になります。
ですから、A線の第一ポジションを色々な形で押えている事と同じになるのです。
それは、指を広げる間隔を、弦によって変えなければならない事を意味します。
そんな恐ろしい事は、とても許されません。
でも現実は、このように押えている人はとても多いのです。
これが、左手のひじが低いと出る、最大の悪影響です。
では、どうしたらいいのかは、来月です。
Yoshihiro Yamazaki
2004.7.10.